しめ飾りのワークショップについて
みなさんこんばんは。
Instagramでもすでにお伝えしたように、今年もいろんな方々のご縁が重なり、
この時勢ではありますが、しめ飾りのワークショップを行うことになりました。
開催地について、現在予定している店舗・アトリエ様は以下の通りです。
・12/6(日)--- yomomacha 兵庫県佐用郡佐用町
https://www.instagram.com/yomomacha.jun/
・12/10(木)--- 発酵LabCoo 兵庫県たつの市龍野町
https://www.instagram.com/labcoojp/
・12/12(土)13(日)14(月)--- 物事田疇 兵庫県宍粟市山崎町
https://www.instagram.com/_denchu_/
・12/17(木)--- COCHI CAFE 大阪市住之江
https://www.instagram.com/cochi_cafe/
・12/18(金)12/19(土)--- 暮らし用品 大阪市阿倍野区
https://www.instagram.com/kurashi_yohin/
・12/20(日)--- いとみち 奈良市多門町
https://www.instagram.com/_itomichi_/
・12/26(土)--- Sadoya community & sake 兵庫県宍粟市山崎町
https://www.instagram.com/sadoya.community_sake/
となります。
物事田疇さん、発酵LabCooさんに関しましてはすでに告知済みとなっております。
物事田疇さんは11/21より受付開始。
発酵LabCooさんは発酵LabCooのLINE公式アカウントより募集中、その後空きがでましたら一般募集となります。こちらまだ空きはあるとのことですので、LINEアカウントに入られていて参加希望の方は直接ご連絡ください。
詳細(時間帯や場所)につきましては各店舗・アトリエ様のお知らせを見ていただけたらと思いますが、こちらのブログにも少しずつ上げていく予定です。(遅くてすいません)
私どもの方でもようやく見本サンプルが完成したところです。
各店舗様の告知までにまだ数日お待ちいただくことになるかと思います。
また各店舗・アトリエ様で物販の内容などに若干違いがございます。
こちらにつきましてもそれぞれご紹介とともにお知らせいたします。
ここでは全てに共通するしめ飾りについてお伝えいたします。
...
ーしめ飾りの内容についてー
今年のしめ飾りは「鶴」と「亀」のみ行います。
(しめ縄系をご所望だったお客様、申し訳ありません。)
「鶴は千年、亀は万年」の長寿の象徴である鶴、亀。
実は毎年すこしずつ仕様を変えています。
今年は飾り付け部分に使う素材を「精麻」のほか、私たちが宍粟の清流でつくった「葛糸」を使っていただきます。
鶴は頭部から首。
亀は尾に。
精麻の黄金、葛糸の白金。
とても縁起よく見えるしめ飾りとなりました。
飾りだけでなく、鶴は翼の本数を増やし、亀は甲羅が大きく、より細やかになりました。
より難しくなったという言い方になるかもしれません。
去年とても手こずられた方、今年も頑張りましょう。
鶴と亀に関しましてはお正月だけではなく、紙垂(雷型の紙の飾り)をはずしていただければその後も縁起物としても飾っていただけます。
つくられる方の個性が出る鶴と亀。翼が小さかったり、頭が大きかったり。それでも不思議と愛着が湧く縁起物となります。
初めてつくる方はどちらにするかとても迷われます。
去年「鶴」だった方は「亀」、去年「亀」だった方は「鶴」を、というお声もよくお聞きします。
さて、今年はどちらをつくりましょうか。
...
ー素材についてー
今年も素敵な素材が集まりました。
「藁(わら)」
4年目もひきつづき京都福知山より、農家のミヤサイさんからいただいた完全無農薬・無化学肥料の「黒もち米」の藁を使用します。
根元が紫檀のような高貴な紫色に染まった藁。
美しい色をした藁です。
また、もち米の藁は米藁に比べて「しなやか、やわらかい、長い」ことからしめ飾りがとてもつくりやすくなります。
今年も皆さんと一緒に大切に使わせていただきます。
ミヤサイさん、いつもありがとう。
「葛糸」
根は生薬の素材になり、花は暦の茶 "薄暮”の素材にもなった葛。
その葛の蔓部分を煮て、醗酵させ、洗うことで繊維を取ることができます。
この夏、数回に分け沢山の繊維を山からいただきました。
揖保川で洗った葛は白金のような輝きをしています。
精麻とはまた違う美しさ。皆様にもお裾分けです。
「精麻」
野州大麻(やしゅうおおぬさ)を加工したもので、国の許可を得てつくられている云わば大麻草です。栃木県でつくられたものです。
本来の使い方としては祓具(はらえぐ)として不浄を祓い清めるためなどに用いられ、神事には欠かせない素材です。神社によっては藁ではなく精麻だけでしめ縄をつくっているところもあります。
時が経つと徐々に白く変化していきます。今回使うのは今年収穫、加工されたもので黄金色をしています。
「稲穂」
私たちの住む繁盛(はんせ)地区で採れた緑米やイセヒカリ、私たちが育てたコシヒカリなど様々な稲穂をご用意する予定です。ご自身で稲作をされている方は収穫した稲穂を付けていただくのも良いかもしれません。
「榧(かや)」
今年も私たちのがいる繁盛(はんせ)地区に住むご夫妻から榧(かや)をいただきます。
この土地では門松をつくる際に榧を使うことが多く、瑞祥の木として、縁起の良い木と呼ばれています。
葉が尖っていることから魔除けとしての意味も持つ樹木です。
古くは仏像の材料になったこともあり、現在では将棋盤の最高級品の材料となっています。
日本ではあまり見ることがなくなったとされ、幻の木とも呼ばれています。
繁盛という土地名からも縁起が良さそうです。
宍粟市北部の風習を感じていただきたく、皆様にお渡ししています。
鶴・亀に直接飾りつけるのも良さそうです。
...
ーお時間についてー
鶴or亀は4時間を有するワークショップです。
※Sadoyaさんのみナイトワークショップとなり、前処理をした状態(はかまを外した状態)からスタートとなりますので、3時間コースとなります。
藁から材料をとったり、組み立てたり、飾り付けをするのに多くの時間を有します。
予定時間内で終了するよう尽力いたしますが、延長する可能性もございます。
お時間に余裕をもってご参加ください。
藁の「はかま」はずしから始まり、飾り付けまで、
ほぼ全ての行程を体験していただきます。
...
以上が全ての店舗・アトリエ様に共通するお知らせとなります。
お申し込みに関しましては私どものInstagramやHPなどで順次お知らせして行きますが、参加ご希望の店舗・アトリエ様の告知もお見逃しなくご確認ください。(お知らせのタイミングに時間差が出てくると思います)
皆様とお会いできること、そして貴重で素敵な時間を過ごせることを心より楽しみにしております。
最後に、毎年お伝えしている台詞をお伝えして締めくくります。
「本人手づくりのしめ飾りはトシガミ様も喜ばれるそうです。」
それでは皆様のご参加お待ちしております。
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