パーマカルチャーデザインコースin藤野 にいってきました
(Photo by こばりん)
皆さんこんにちは。サササの山口(旦那の方)です。
お盆休みが終わり1週間が過ぎました。
皆さんすっかりと日常の生活に戻られていることでしょう。
私個人のInstagramでつながっている方はご存知でしょうが、実はお盆休み前後の10日、私は神奈川県藤野に滞在しておりました。目的はパーマカルチャーを学ぶことでした。
皆さんはこのパーマカルチャーをご存知でしょうか?パーマカルチャーは持続可能な暮らしを目指す考え方のひとつ。その手法に農業や林業が含まれたりもします。最近は日本でも認知される機会が増えましたね。
宍粟市での今後の暮らしの参考にもなると思い、是非このパーマカルチャーを学んでみたい!!という思いのもと、単身藤野の地に足を運ぶことになりました。
電車で約4時間。本をちょうど一冊読み終えたぐらいに藤野に到着。国内でのパーマカルチャー第一人者である設楽さんがお迎えに来てくださりました。ここから怒涛の10日が過ぎてゆくのでした。
当初、農業の手法を実習主体に学んでいくとばかり思っていた私でしたが、それだけではなく座学、しかもただの農法を学ぶといった座学だけではなく哲学的、化学的、デザイン的な分野までかなり幅広い学びがありました。講師陣も今各分野で活躍されている方たちばかり。正直、大学4年間で学んだことよりもはるかに有意義な時間を過ごすことができました。(個人的な私見ですww)
そこで学んだことを具体的にここでお伝えするのは情報量が多すぎてとても難しいのですが、一言で言うと「生き方そのもの」を学べたと思っています。
大阪に戻った今も頭の中が常に思考の状態。自然と人との関係について、これから私達がすべきことを学ぶことができました。
なにをおおげさな!農業を学ぶだけじゃないの?社会経済から離れてヒッピーのような暮らし方をしているだけじゃないの?そんな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。私自身もその認識でした。ですがその世界の中身はとても良い意味で期待を裏切られるものでした。
地球の循環や仕組み、日本社会の仕組みや問題、人が存在する意味、エネルギーのことなどなど、一方的な考え方ではなく、多角的な視点や健全な論理をもって語られるその考え方に、「なにか違うんだよなぁー」と社会の仕組みに疑問をもっていた私にとって、とても腑に落ちる内容、知識そのものでした。そしてそれらの問題に対し、解決の糸口まで見せてくれています。
そして大事なことはそのような知識にも振り回されないこと。パーマカルチャーという範囲だけに満足せず、自分の頭で考え、足りない部分はさらに学び、実践し、今を精一杯生きる大切さを学んだように思います。
んんん...なんだか壮大なことになってまいりました。
ご興味のある方はぜひご自身でも色々と調べてみてください。
そして学んでみたいという方は是非私のように行動に移してみてください。私のおすすめはパーマカルチャーセンタージャパンが運営するゴールデンウイークやお盆休みを使った合宿型のデザインコース講座です。きっと世の中の見え方が変わりますよ~
講師の設楽さん(キヨさんと呼んでいます)がとにかく熱く、大きく、カッコいい方でした。こんな大人になりたいと初めて思える父のような存在(実父に失礼ですが...)。皆さんにも是非会ってみてほしいです。そこで一緒に学んだ仲間たちも人生の宝となりました。
(Photo by こばりん)
世の中をすこしでも良い方向に。他人事だと思っていたこの言葉が今自分の芯になろうとしています。今後のサササの活動にも大きく影響していくと思います。
...これ以上語ってしまうとボロがでてしまうので、この辺りにしておきましょうww
最後に私が講座の中で学んだ心に刺さった言葉をご紹介します。それは「凡庸の人になるな」です。
自分の生活や現状、周りの環境、社会や職場、あらゆる問題に対し私たちは自分勝手に振る舞い、誰かに責任を押し付けてしまいます。そしてその歪みが廻り廻って自分たちにかえってくる。それが今の社会なのだと思います。
ハンナ・アーレントから学んだこの言葉を皆が理解すれば、きっと世の中が良くなっていくのだろうと思います。皆さんも是非私達と一緒に考えていって欲しいと思います。
と、言いながらそれを実行するための知識や経験もまだまだ足りません~。。。一歩一歩進んでいきましょう!
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